2019年6月19日水曜日

姫路最古のお寺 #増位山随願寺

増位山随願寺

増位山・随願寺は、姫路市最古のお寺です。聖徳太子の命により、高麗僧・恵便(えべん)が開山し、後に行基が中興しました。当初は、法相宗(ほうしょうしゅう)でしたが、承和元年に天台宗に改宗。播磨六山の一つで、多くの貴族や武士の信仰が厚かった寺です。平安時代に諸堂が整備され、山上には36坊ある大寺院でしたが、1573年(天正元年)別所長治に攻められ全山を焼失。一時他所に移りますが、1586年(天正14年)秀吉により再興されました。本格的な再興は、江戸時代になってからで、姫路藩主・榊原忠次が菩提寺として再建・整備を行った。境内には、池田輝政の供養塔や榊原忠次墓所、榊原政邦の墓と側室・実相院の墓などがある。
国指定文化財・毘沙門天立像
県指定文化財・薬師如来座像

随願寺・開山堂
随願寺・榊原忠次墓所唐門
随願寺・鐘楼
榊原政邦の側室・実相院の墓
随願寺の梅林
姫路市白国3-12-5

常行堂

別名念仏堂、播磨西国三十三ケ所の札所で、芭蕉ゆかりの簑と笠が保存されています。
姫路市白国3丁目

播磨六山(天台宗六山)とは

書写山・圓教寺(姫路市)
増位山・隋願寺(姫路市)
八徳山・八葉寺(姫路市)
蓬菜山・普光寺(加西市)
法華山・一乗寺(加西市)
妙徳山・神積寺(福崎町)



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