膠の生産量日本一・姫路市
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にかわ製造業は、日本最大の皮革産地である姫路・龍野地域において、原材料の皮革屑や牛骨等の入手が容易であったことから、明治の初めに姫路市周辺に興った。姫路周辺でも網干地区は20世紀初めに大規模産地として有名になった。さらに産地は、明治40年代から大正期にかけて余部、飾磨、御着などに広がり、昭和に入ると龍野、三坂も加わった。当初は農家の副業的なものであったが、大正になって企業化され、産地としての体勢が整った。その後、昭和32年には企業数が78に増え、全盛期を迎えた。
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にかわの主な用途は、紙器(紙箱、製本、事務用品)、紙管(紙、布や繊維などの巻き芯や郵送用の円筒等)、サンドペーパー等の研磨紙、マッチなどである。また、和にかわ(三千本膠、京上膠など)は文化財の修復、日本画、製墨、和紙、湊工芸、紙人形、版画、ガラス工芸等の伝統産業に大きく貢献している。ゼラチンの用途は、食用(デザートや菓子、清酒などのアルコール類の清澄剤、ハム等の粘着剤)、医薬用(カプセル、ハップ剤、錠剤等)、写真用(各種フィルム、印画紙、コロタイプ印刷等)、工業用(感圧紙、製本用接着剤等)、化粧品用(ポリペプタイドとしてシャンプー、クリーム、ローション等)など。コラーゲンペプチドは健康食品、化粧品等に幅広く利用されている。
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姫路・西はりま地場産業センターの「にかわ・ゼラチン」から抜粋
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2019年11月17日日曜日
膠(にかわ)の生産量日本一・姫路市
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