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円地文子 |
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円地文子(えんちふみこ)は、東京浅草生まれ。国語学者・上田万年の次女。特に江戸末期の頽廃耽美(たいはいたんび)趣味に親しんだ。東京高師付属小学校卒業後、1918年(大正7年)、日本女子付属高等女学校に入学するが、1922年(大正11年)4年修了とともに中退、個人教授を受ける。1926年(昭和元年)、戯曲『ふるさと』が認められ、劇作家として『晩春騒夜』などを発表。1930年(昭和5年)、東京日日新聞記者円地与志松と結婚、翌年、長女出産。「日暦」同人となり、小説家に転じてからの低迷は長く続き、1954年(昭和29年)の『ひもじい月日』でようやく日の目をみ、『二世の縁拾遺』『女坂』『女面』『なまみこ物語』などの代表作を次々に発表。古典的教養を土台にした妖艶耽美(ようえんたんび)な虚構の世界において、抑圧された女の自我の深層や性への執着を抉った作品群は、戦後女性文学の先駆と評価される。1973年(昭和48年)の現代語訳『源氏物語』や姫路城が舞台の『千姫春秋記』がある。 |
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千姫春秋記 あらすじ |
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千姫は、祖父・家康の命のままに、豊臣秀頼に嫁いだ。そして大坂夏の陣。秀頼は城と共に滅び、千姫は炎の中を助けられた。心ならずも永らえた千姫は、様々の想いを秘め、再び祖父の意に従って本多忠刻の妻となった。美男の忠刻に彼女は、かりそめの幸せを託したが、秀頼の旧臣・菅野長三郎に再会したことから、姫路城での千姫の春秋に秘密の翳(かげ)がさすようになった。忠刻の死別・・・ |
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