2019年6月22日土曜日

天台宗播磨六山の一つ「八葉寺」

八葉寺

八葉寺(はちようじ:播磨西国第三番霊場)は、736年(天平8年)行基が開基といわれています。平安中期「日本往生極楽記」を著した慶滋保胤(よししげの やすたね)が出家し、寂心(じゃくしん)に改名。寂心が建造したといわれています。天台宗播磨六山の一つとしてかなりの格式があったそうで、往時は、山上5院13房寺院があったそうです。山内には寺院跡も残っていますが、現存しているのは八葉寺と塔頭・妙勝院のみです。寂心は、書写山・円教寺を開いた性空上人と親交があり、寂心が皮膚病を煩っていため、性空上人から薬釜を送られ病が治ったといわれています。その釜は今も奥の院に安置され、これを保存するため厨子などは文化財に指定されています。山内は西日本でも有数の子安の木(こやすのき葉を安産のお守りとし、嫁ぐ娘のタンスに入れていたそうですの群生地としても知られています。
☎ 079-232-0349
姫路市香寺町相坂1066



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