2020年4月2日木曜日

天守物語

天守物語・あらすじ

1917年(大正6年)、泉鏡花の戯曲の中でも屈指の名作といわれているこの作品は、白鷺城(姫路城)の最上階に異形の者たちが住むという伝説に由来。鏡花はこの伝説にその他の怪異譚(かいいたん)を巧みに織り交ぜて、美しい異界の人「富姫」と、この世の人間「姫川図書之介」との恋物語を描いています。坂東玉三郎監督・主演、宮沢りえ共演で1995年(平成7年)に映画化されました。2006年(平成18年)には、フジテレビ系列のTVアニメ「怪~ayakashi~」において「四谷怪談」「化猫」「天守物語」の3つの怪談の一つとしてアニメーション化されました。
姫路城大天守
白鷺城最上階の異界の主、天守夫人「富姫」が、侍女たちと語り合っているところへ、富姫を姉と慕う「亀姫」が現れ、宴が始まります。その夜、鷹匠・姫川図書之介(ずしょのすけ)は、藩主播磨守の鷹を逃した罪で切腹するところ、鷹を追って天守閣最上階に向かえば命を救うと言われ、天守の様子を窺いにやってきます。しかし、富姫に二度と来るなと戒められて立ち去りますが、手燭の灯りを消してしまい、再び最上階へと戻り火を乞います。すると富姫は最上階に来た証として、藩主秘蔵の兜を図書之介に与えますが、この兜から図書之介は賊と疑われ、追われるままに三度最上階へ戻ってきます。いつしか図書之介に心奪われた富姫は、喜んで彼を匿いますが、異界の人々の象徴である獅子頭の目を追手に傷つけられ、二人は光を失ってしまいます。
天守物語のあらすじは、2009年(平成21年)上映されたシネマ歌舞伎「天守物語」から抜粋しました。


0 件のコメント:

コメントを投稿