2020年4月9日木曜日

軍師官兵衛(播磨灘物語)

軍師官兵衛

2014年放送されたNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」でお馴染の黒田官兵衛は、大きな転機となるのが羽柴秀吉との出会いでした。播磨の豪族達が、毛利か、織田か、で揺れ動く中、織田に付くよう主君・小寺氏を説得。信長の命で秀吉に従うことなった官兵衛は、毛利攻めに向かう秀吉に姫路城を献上。それ以降、秀吉の懐刀(ふところがたな)として播磨を制定し、中国・四国・九州を征伐していきます。中でも、備中高松城の水攻めの際、本能寺の変で織田信長の死去が知らされ、肩を落とす秀吉に今が天下取りのチャンスと進言。「中国大返し」を実行させました。これらのエピソードからも、時代を見通す慧眼(えげん)の持ち主であったことが伺えます。また、戦国時代にあって、人の命をむやみに奪うことを嫌った官兵衛は、実戦だけでなく数々の戦で折衝にあたります。その中で、説得に赴いた有岡城で1年以上土牢(つちろう)に幽閉されましたが、秀吉を裏切らず忠節を貫いた「信念の人」でした。各地の戦陣で活躍した官兵衛は、1587年(天正15年)に九州征伐の論功行賞で豊前国の6郡を与えられ、豊前・中津へ移り、黒田家筑前52万3千石の礎を築きました。
黒田官兵衛顕彰碑
姫路市御国野町御着1142-2

黒田家墓所
姫路市御国野町御着1142-2

御着城本丸跡碑
姫路市御国野町御着1142-2

妻鹿城跡
姫路市飾磨区妻鹿

黒田職隆公廟所(びょうしょ)
姫路市飾磨区妻鹿字元宮372-1

キャスト

大河ドラマ「軍師・官兵衛」では、黒田官兵衛役に「岡田准一さん」、官兵衛の正室・光役に「中谷美紀さん」、織田信長役に「江口洋介さん」、信長の正室・お濃役に「内田有紀さん」、羽柴(豊臣)秀吉役に「竹中直人さん」、秀吉の正室・おね役に「黒木瞳さん」、徳川家康役に「寺尾聡さん」、明智光秀役に「春風亭小朝さん」が演じられていました
黒田家起源の地
姫路市広嶺山52廣峯神社内

姫路市広嶺山52廣峯神社内

播磨灘物語

司馬遼太郎の「播磨灘物語」は、黒田官兵衛の生涯を描いた歴史小説で、1973年5月から1975年2月まで読売新聞にも連載されました。


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