2019年7月14日日曜日

山陽電車・大塩駅周辺散策コース

山電・大塩駅周辺散策コース


山陽電車・大塩駅
山電・大塩駅(出発) ⇒ 大塩天満宮 ⇒ 大塩城跡 ⇒ 清勝寺 ⇒ のじぎくの里公園 ⇒ 山電・大塩駅から帰路へ

大塩町について

イメージ写真:赤穂市塩の国
大塩町は、江戸時代・姫路藩内一の製塩地でした。今から約40年前まで「流下式塩田(上記写真)」が山陽電車の車窓から見えたものです。1905年(明治38年)塩の専売制が始まると専売局の出先機関がここ大塩町に置かれるなど、塩とともに歩んできた歴史を持つ町です。

大塩天満宮

主祭神は、菅原道真。創建時は、天神山の頂上にあった社を、1533年(天分2年)大塩城主・大塩次郎景範(かげのり)が旧地に移したといわれている。1998年(平成10年)遷宮祭を行い、現在地に移転。例大祭は、10月14日・15日、8頭の毛獅子による道中舞と地舞が演じられる勇壮な獅子舞と絢爛豪華な屋台6台の練り合わせは、播磨地方の有数な祭礼です。大塩天満宮・毛獅子の獅子舞は、1988年(昭和63年)姫路市無形民俗文化財に、1989年(平成元年)兵庫県無形民俗文化財に指定されました。
秋季例大祭
毛獅子の獅子舞
大塩天満宮
姫路市大塩町汐咲1―50

大塩城跡(西法寺)

西法寺の境内が大塩城跡と伝えられています。東側の公園は外濠の跡だそうです。城主・大塩次郎景範(かげのり)の嫡男(ちゃくなん)景光は、赤松則祐に従い神南の合戦で功績をあげたそうです。
高砂市北浜町北脇・西法寺内

清勝寺

清勝寺(せいしょうじ)は、臨済宗・妙心寺派の寺院。1392年(応永2年)諸国巡業中の季明禅師が訪れ、草庵を建て仏法を説いたのが始まりといわれています。本堂・庫裡・山門・釣鐘堂・観音堂は江戸中期のものです。
姫路市大塩町1089

大塩・のじぎくの里公園

野路菊は、九州・四国や瀬戸内海の沿岸の崖などに自生する多年草で兵庫県の県花になっています。特に姫路市大塩町周辺の海岸に群生しており、1987年(昭和62年)大塩町に開園しました。
姫路市大塩町836-2

梶原家住宅(非公開)

梶原家住宅(西梶原)は、塩田業や海運業を営んだ家で、江戸末期に建てられた主屋を中心として、庭園と一体となった屋敷を構えている。主屋は1853年(嘉永6年)に建築された入母屋造本瓦葺の二階建てを基本に、明治に増築された切妻造の新座敷がある。規模が大きく、本瓦葺の重厚な外観をもち、内部には床や棚を構える座敷を数多く配する。裏千家茶室の写しの茶室や待合など、多くの数寄屋建築を残している。国指定文化財に指定。

梶原家住宅(非公開)

塩田主であった梶原家(西梶原)の新宅として大正時代に分家し、陶磁器商を本業とした。主屋は東妻側に土間を配し、庭に玄関から続く座敷などの接客空間をもつ多くの屋根を複雑に付設し、外壁を塗り込めるなど風格のある外観である。土蔵は白漆喰壁で、正面に腰下見板を張る。内部は二分し、各室に出入口と窓を設けている。庭の持送りや出入口上部に施した文様は丁寧な仕上げとなっている。国指定文化財に指定。



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