軍師・官兵衛
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NHK・大河ドラマ「軍師・官兵衛」でお馴染の黒田官兵衛は、大きな転機となるのが羽柴秀吉との出会いでした。播磨の豪族達が、毛利か、織田か、で揺れ動く中、織田に付くよう主君・小寺氏を説得。信長の命で秀吉に従うことなった官兵衛は、毛利攻めに向かう秀吉に姫路城を献上。それ以降、秀吉の懐刀(ふところがたな)として播磨を制定し、中国・四国・九州を征伐していきます。中でも、備中高松城の水攻めの際、本能寺の変で織田信長の死去が知らされ、肩を落とす秀吉に今が天下取りのチャンスと進言。「中国大返し」を実行させました。これらのエピソードからも、時代を見通す慧眼(えげん)の持ち主であったことが伺えます。また、戦国時代にあって、人の命をむやみに奪うことを嫌った官兵衛は、実戦だけでなく数々の戦で折衝にあたります。その中で、説得に赴いた有岡城で1年以上土牢(つちろう)に幽閉されましたが、秀吉を裏切らず忠節を貫いた「信念の人」でした。各地の戦陣で活躍した官兵衛は、1587年(天正15年)に九州征伐の論功行賞で豊前国の6郡を与えられ、豊前・中津へ移り、黒田家筑前52万3千石の礎を築きました。
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キャスト
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大河ドラマ「軍師・官兵衛」では、黒田官兵衛役に「岡田准一さん」、官兵衛の正室・光役に「中谷美紀さん」、織田信長役に「江口洋介さん」、信長の正室・お濃役に「内田有紀さん」、羽柴(豊臣)秀吉役に「竹中直人さん」、秀吉の正室・おね役に「黒木瞳さん」、徳川家康役に「寺尾聡さん」、明智光秀役に「春風亭小朝さん」が演じられていました。
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御着城跡と黒田家廟所
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御着城跡
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赤松氏の一族で西播磨最大の領主だった小寺政隆(まさたか)が築いた城で、黒田官兵衛は政隆の子・小寺政職(まさもと)にその才能を認められ、家督を継ぐまで御着城で家老として仕えました。大河ドラマ「軍師・官兵衛」では、小寺政職役には「片岡鶴太郎さん」が演じられていました。
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黒田家廟所
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深志野構居跡
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黒田官兵衛の家老屋敷跡で、門前池の南には「門前」、手前の思出川の南には「構居所」、その南には「宿所」と呼ばれ、一帯が武家屋敷に関わる特別の地域であったことがわかる。特に諏訪大明神の祠が残る裏の竹林には、「深濠」や「石垣」が数カ所残っています。
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播磨国分僧寺跡
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1578年(天正6年)毛利軍が包囲している上月城へ秀吉軍が救援に向かった隙を狙い、三木の別所軍が姫路城に攻めてきたため、官兵衛は急遽姫路に引き返し国分寺に拠って撃退しようとしたが、別所軍は、秀吉の援軍がくると思い、国分寺に火を放ち、堂僧坊は一時に消失したそうです。
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国府山城跡
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妻鹿城跡(別名:国府山城)は、市川右岸の標高98mの甲山に築かれた山城で、1580年(天正8年)秀吉に姫路城を渡し、官兵衛は父・職隆とともに、ここ国府山城に移り住みました。
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黒田職隆廟所
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黒田職隆公廟所(びょうしょ)は、官兵衛の父・職隆の廟所で、地元の人達からは「筑前さん」と呼ばれています。大河ドラマ「軍師・官兵衛」では「柴田恭兵さん」が演じられていました。
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英賀城跡
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英賀城は、室町時代の中頃赤松一族によって建てられましたが、1441年5月、城主の赤松祐尚(すけなお)が亡くなり、恋浜(現在の白浜町)の城主・三木氏がここに移り大きな城に建て替え、約140年間、東は的形から西は室津までを領土とし英賀は栄えました。1580年(天正8年)1月、羽柴秀吉は三木城を落城させた後、同年2月、英賀(三木通秋)に攻め込みます。秀吉の策略に応じた三木与一兵衛ら5人が秀吉軍を城内に入れたことにより、焼き討ちにあい、英賀城は一夜にして廃墟となったそうです。
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英賀本徳寺跡
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1515年、蓮如上人の弟子・空善によって建立され、蓮如上人の孫・実玄が初代住持につき、播磨一向宗の拠点となりました。当時、信長と大坂本願寺が戦火を交えるようになると、英賀から大阪本願寺へ兵糧が運ばれました。また、英賀は大阪本願寺と結んだ毛利水軍の中継基地にもなっていました。信長は、1580年英賀城を落城しました。
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亀山本徳寺
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1582年、秀吉により英賀本徳寺は、300石の寺領を受け、亀山に移されました。
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下記の地図でご確認ください。
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