廣峯神社
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廣峯神社は、今より二千有余年前、崇神(すじん)天皇の御代に素盞鳴尊(すさのおのみこと)とその御子神で植樹の神様である五十猛尊(いそたけるのみこと)が白幣山に鎮座したと伝えられています。
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こよみを司る御祭神
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田植えの時期を決め、建築の方位や方角を示し、慶弔や生活の指針を立てるなど、「こよみ」は人々の生活のすべてに関わることから、御祭神は五穀豊穣を祈願する「農耕の神」、建築工事の安全を祈願する「方位方崇除の神」、商売繁盛、家門繁栄を祈願する「国民の生産の神」として、多くの人びとの信仰を集めています。
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九つの穴
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九星詣りは、陰陽道の形式を今に残すもので、本殿裏にある九つの穴には九星の運命星を守護する神々が鎮座され、願い事を書いた祈願札を自分の運命星の穴に入れ、三度ささやくと願い事が叶うといわれています。
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廣峯詣
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檀那も播磨国だけではなく、摂津・但馬・丹波・備前・因幡・美作・丹後などの周辺諸国におよび、いつのころからか、伊勢参詣(さんけい)の後は必ず廣峯社にも参詣しなければならない「廣峯詣」の風習が生まれたそうです。
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国指定重要文化財
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拝殿
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宝篋印塔
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文安元年再建された神殿と仏間を備え天台系の神仏習合の形式を残した本殿と拝殿、宝篋(ほうきょ)印塔が指定されました。本殿は室町中期の建物で、拝殿は同時代のものを江戸初期に大修理しました。
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兵庫県指定文化財
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古文書、肥塚家古文書、宝殊図絵馬が指定されました。
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姫路市指定文化財
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表門、摂社・未社11棟、御田植祭、氏重刀が指定されました。
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他にも、江戸期の常夜燈や平野川儀蔵の名を刻んだ力石、旧社家の山上集落跡などが残っており、姫路では文化財の多い神社として知られています。
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社家(御師屋敷)
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廣峯神社の近くには御師(おし:信者のために祈祷や参拝の世話・案内をする人)が住む御師屋敷(おしやしき)があり、摂津や丹波・備前・備中・美作・因幡などの檀家が、参拝する際に宿泊した施設だそうです。
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黒田家起源の地
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備前の福岡(現:岡山県瀬戸内市)からこの地にきた黒田官兵衛の祖父・重隆(しげたか)は、御師屋敷に寄宿(きしゅく)し、一族に伝わる目薬を売り、財を築き、当時姫路を治めていた小寺政職(まさもと)に仕えました。ここ広峯神社は、黒田家の起源ともいえる特別な場所なのです。
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大河ドラマのロケ地
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お田植祭
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広峯神社には、お田植祭・祈穀祭・御柱祭・節分祭などの伝統行事があります。
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