第1番 弥勒寺「布袋尊」
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通宝山・弥勒寺(つうほうざん・みろくじ)は、天台宗の寺院で、書写山圓教寺の別名・奥の院と呼ばれています。1000年(長保2年)性空上人が隠棲(いんせい)され、草庵を結ばれ、華山法皇が臨幸された寺院です。この寺には、夢前・七福神の第1番「布袋尊(ほていそん)」が祀られ、お正月は初詣客で賑わいます。
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<布袋尊とは>
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布袋尊は、弥勒菩薩(みろくぼさつ)の化身といわれ、いつも笑顔を絶やさず人々に接し、大きな袋には宝物がいっぱいで、信仰の厚い人に与えられたといわれ、「笑門来福・夫婦円満・子宝の神」として信仰されています。
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第2番 正覚寺「寿老人」
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莇野山・正覚寺(あぞのさん・しょうかくじ)は、1004年(長保4年)性空上人が堂山の山上に建立された天台宗の寺院で、江戸時代に現在地に移築されました。おみくじの創始者といわれる元三大師(がんざん)もお祀りされています。
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壽老人とは
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壽老人(じゅろうじん)は、福禄寿と同じく星の化身で、にこやかな微笑みをたたえ、手には巻物を括り付けた杖、そして団扇や桃などを持ち、鹿を従えた姿が一般的に知られています。団扇は難を払い、桃は長寿のしるしで、鹿もまた長寿の象徴です。「長寿延命・富貴長寿の神」として信仰されています。
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第3番 真楽寺「福禄寿」
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金林山・真楽寺(しんらくじ)は、1521年(大永元年)覚尊上人が開創された高野山・真言宗の末寺です。毎月8日(薬師日)には、五穀豊饒・万民豊薬の護摩が執り行われます。
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<福禄寿とは>
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福緑寿(ふくろくじゅ)は、幸福の福・身分をあらわす緑・寿命を表わす寿の三文字からなり、中国・道教の長寿神で、南極老人星の化身で、中国の村や町に住み、人々の信仰を集めた仙人です。長い頭、長い顎鬚(あごひげ)、大きな耳たぶをもち年齢千歳。長寿、幸福の徳を持ち、鶴と亀を連れて、左手に宝珠、右手に巻物を括り付けた杖をもつ姿が特徴です。「招徳人望の神様」として信仰されています。
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第4番 生福寺「毘沙門天」
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八正山・生福寺(しょうふくじ)は、1644年(正保元年)後光明皇代である僧台坊上人が創建。当時、地蔵院と号していましたが、1751年(宝暦元年)この地に移転され、生福寺と改められました。
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毘沙門天とは
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毘沙門天(びしゃもんてん)は、四天王の一仏で別名「多聞天」といわれています。七福神の中で、唯一つの武将の姿をし、右手に宝棒、左手に宝塔、足の下に邪鬼天(じゃきてん)の邪気を踏みつけ、「融通招福の神」として信仰されています。
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第5番 臨済寺「大黒天」
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百丈山・臨済寺(りんざいじ)は、1379年(康暦元年)置塩城主・赤松義則が京から招いた別峰大殊(べっぽう だいしゅ:別名・円光国師)の開山で臨済宗の寺院。本堂は、1675年(廷宝3年)姫路城主・松平直矩により再建されました。県指定重要文化財の円光国師墓の無縫塔(むほうとう)、赤松義則の宝篋印塔などがあります。
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大黒天とは
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大黒天(だいこくてん)は、大自在天の化身ともいわれ、大国主命(おおくにぬしのみこと)と神仏習合したもので、一度仏となりましたが、人々に福徳を授けるために再びこの世に現れたといわれています。大地を掌握する神様(農業)で、大きな袋を背負い、打出小槌をもち、頭巾をかぶったお姿が一般的によく知られ「財宝、福徳開運の神様」として信仰されています。
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第6番 蓮華寺「恵比寿天」
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一乗山・蓮華寺(れんげじ)は、慈覚大師の創建の天台宗の寺院。杉之内の西端、愛宕山(あたごやま)麓の斜面を削り取った床下3m余りの高い美しいお堂が蓮華寺です。本堂は9m四方、瓦葺き、東向きで、本尊地蔵菩薩は真っ黒な石仏像で岩座に腰掛けた小さいながら立派な丸彫りの尊像です。
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恵比寿天とは
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恵比寿天(えびすてん)は、七福神中で唯一の日本の神様です。いざなみ、いざなぎの二神の第三子といわれ、満三歳になっても歩かなかったため、船に乗せられ捨てられてしまい、やがて漂着した浜の人々の手によって手厚く祀られたのが、信仰のはじまりと伝えられています。左手に鯛をかかえ、右手に釣竿を持った親しみ深いお姿の「漁業の神」で、特に商売繁盛の神様としても信仰されています。
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第7番 性海寺「弁財天」
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富田山・性海寺(しょうかいじ)は、716年(霊亀2年)徳道上人の開山の天台宗の寺院。室町時代は特に繁栄し、播磨の守護赤松氏、英賀城主の三木氏の庇護(ひご)を受けました。本堂前には、幹回り約2mの五葉松が有名です。
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弁財天とは
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弁財天(べんざいてん)は、唯一の女神で、元はインド河(水)の神・音楽の神・言語の神となり日本に伝わった当初は、弁才天と呼ばれていました。その後、財宝・芸術に関係深い吉祥天の性格が吸収され弁財天といわれ、財宝を授けてくださる神で「知恵財宝・愛嬌縁結びの徳」があると信仰されています。
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