2019年12月24日火曜日

原爆症治療の父「都築正男」

都築正男

都築正男(つづきまさお)は姫路市生まれ。姫路中(現姫路西高)から東京帝大卒後、海軍軍医となり軍籍のまま1929年(昭和4年)東京帝大教授に就任。1945年(昭和20年)広島・長崎の原爆被災の後、文部省学術研究会議の原子爆弾災害調査研究特別委員会医学部門長として調査・救護にあたり、日本で最初の原爆症の医学的記録「所謂<原子爆弾傷>に就いて」「医学の立場から原子爆弾の災害」を発表したが、GHQに一部削除された。1953年(昭和28年)広島原爆傷害者治療対策協議会の委嘱で、原爆症患者の公開整形手術を行う。1954年(昭和29年)米国のビキニ水爆実験で被爆した第5福竜丸乗組員の医学的調査・診療にあたり、ジュネーブの国際赤十字委員会総会で調査結果を報告。1959年(昭和34年)医学・物理・科学・生物などの研究者で日本放射線影響学会を設立。初代会長となった。
1958年(昭和38年)姫路市名誉市民第1号の称号を贈られました。
1999年(平成11年)姫路市で資料展「原爆症治療の父-都築正男の生涯」が開催されました。
兵庫県立姫路西高等学校
姫路市北八代2丁目1-33

都築正男
生誕1892年 ⇒ 死去1961年 享年69歳


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