書写山圓教寺の開祖「性空上人」
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書写山円教寺(摩尼殿)
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平安時代の天台宗の僧で京都に生まれ、通称「書写上人」と呼ばれました。937年、父死去後、母と日向(ひゅうが:現・宮崎県)に向かい、945年出家。霧島山と筑前(現・福岡県)の脊振山(せふりさん)で修行され、39歳にして「法華経(ほけきょう)」全巻を暗誦(あんしょう)し、持経の聖(じきょうのひじり)としての名声と人望を集めました。比叡山で天台教を学び、57歳のとき播磨・書写山に入り、草庵を結び(そうあん:粗末な仮小屋に住むこと)、圓教寺を開かれました。鳥獣にまで及んだ彼の慈悲心(じひしん)は、花山(かざん)法皇が深く帰依(きえ)し、門弟も多く集まりました。
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円教寺の食堂・大講堂
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