八葉寺
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八葉寺(はちようじ:播磨西国第三番霊場)は、736年(天平8年)行基が開基といわれています。平安中期「日本往生極楽記」を著した慶滋保胤(よししげの やすたね)が出家し、寂心(じゃくしん)に改名。寂心が建造したといわれています。天台宗播磨六山の一つとしてかなりの格式があったそうで、往時は、山上5院13房寺院があったそうです。山内には寺院跡も残っていますが、現存しているのは八葉寺と塔頭・妙勝院のみです。寂心は、書写山・円教寺を開いた性空上人と親交があり、寂心が皮膚病を煩っていため、性空上人から薬釜を送られ病が治ったといわれています。その釜は今も奥の院に安置され、これを保存するため厨子などは文化財に指定されています。山内は西日本でも有数の子安の木(こやすのき:葉を安産のお守りとし、嫁ぐ娘のタンスに入れていたそうです)の群生地としても知られています。
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